内容は少しずつ追加しますがここで紹介するものが必ずしも典型的なものではありません。 自分の住んでいる地域の地質図などを入手し、それをもとに実際の露頭で実物を観察してみて下さい。
島根県大田市付近の新生代新第三紀砂岩です。写真は中〜粗粒砂岩(〜細礫岩)でところどころ礫が含まれています。 写真中央やや左上の「へ」の字の暗色部分はサンドパイプ(砂管)とよばれるもので、生痕化石です。 すなわち、生物の遺骸ではなく生物の「棲みか」が地層の中に残されたものです。 (化石にはこういうものもあります) 生痕化石は堆積当時の状況を再現するのに役立ち、地層の上下関係の判定などにも利用できます。