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☆シュミットネットによる割れ目系解析プログラム

XSchmidt このソフトは地質学系、土木工学系の方以外が使うことはまずありません。面白半分でダウンロードしても役に立たないでしょう(笑)。岩盤中の節理などの割れ目データをシュミットネットを利用して解析します。

特徴は、X Toolkit を使った、X上で動くソフトであること。ポイントダイヤグラム、コンターダイヤグラムの作図や大円の作図等ができます。データ入力部分は持たないので、エ ディタ入力となります。また、出力は結果図をビットマップ(XSchmidt.xbm)やPostscriptデータ(PSContour.eps, PSPoint.eps)として保存するだけです。

マニュアルはまだ整備していません。ですからダウンロードされる方はメールで御一報下さい。そういう方が現れた時点で簡単なマニュアルを書きます。

なお、このソフトはPC9801/X68kのMS-DOS版/Human68k版の焼き直しなので、かなりの年数使用してきた実績があり、大きなバグはあ りませんが、無保証です。使用したことに起因する損害などは使用者の責任で対処して下さい。バグレポートは歓迎致します。
ダウンロード
(ソース,SampleData)
xschmidt-0.17.3.tar.gz

☆イメージ画像
daien
大円、小円、線構造の作図

point
ポイントダイヤグラムの作図

contour
コンターダイヤグラムの作図

☆出力結果例
Point図 (PNG画像:80113 bytes)
Contour図(PNG画像:35115 bytes)

☆インストール

ソースリストを適当なディレクトリで展開します。
tar zxvf xschmidt-0.17.0.tar.gz -C <展開先ディレクトリ>
そして、展開されて出来たxschmidt-*.**.*というディレクトリに入って、
./configure
make
します。コンパイルが終ったら、スーパーユーザーになって、
make install
でインストール完了です。


☆起動

Ktermなどのターミナルから、
xschmidt
で起動すると、始めに環境変数$TERMで指定されたターミナル(xtermなど)の小窓が開きます。ここがファイル名の入力などをおこなう作業エリアに なります。最初に聞いてくるのが偏角で、西偏の時はプラス、東偏はマイナスの整数値を入力します。すると、メインの窓が開きます。メインの窓のメニューを マウスでクリックすると、入出力が必要な時はxtermの小窓が入力待ちになります。

マウスカーソルをシュミットネットの円内に入れてみて下さい。xtermの小窓にカーソル位置に対応した走向傾斜がリアルタイムに表示されますね。ここで 左クリックでマウスの位置を極にした大円を作図します。右ボタンは線構造を作図し、中央のボタンで小円の作図モードになります。小円の場合は中央の極を指 定したあと、マウスを目的の半径(角度)動かし、左クリックで半径を確定作図します。

走向傾斜データをもとに作図できるのは現在のところ極と頻度の等高線だけです。
データの入力部分は持っていないので、適宜エディタで入力してください。データ書式はソースとともに配布されているデータ(拡張子smt)を参考にしてみてください。


☆Ver.0.17.0

Ver.0.16.3以降では、結果出力にPostscriptがサポートされました。これは、Linuxの標準の印刷環境(Ghostscript)で 印刷できることを意味します。また、TeXへの張り付けも可能です。pstoeditを通せば、DXFやtgifなど各種フォーマットに変換でき、CAD やドローソフトでの編集も可能となりました。
また、Ver.0.16.5ではPostScriptの極ネットの精度を上げました。



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